カルーセル輪舞曲のこと

 

ども。

2回目の投稿です。

さっそく参りましょう!今回はこちら。

 

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2017年ショー『カルーセル輪舞曲』(『グランドホテル』併演)

【日本初のレビュー『モン・パリ』誕生90周年を記念し、同作に倣ってお国めぐり形式で繰り広げられる古典的で華やかなレビュー作品】

前回、作品運について辛口な意見を述べましたが、こういうところは珠城さんヒキが強いな(笑)って思います。

グラホが人々の一生を縦軸で繋いだ作品だとしたら、カルーセル回転木馬の如く地球をぐるっと横軸に繋ぐような作品です。

この二作品の同時上演はスケールの大きい珠城さんにぴったりで、るりさんやちゃぴちゃんをはじめとする現代的な要素の強い座組にとって良い意味でのギャップがあり、古典的だけど新鮮味があってすごーく楽しいショーでした!

 


珠城さんに特化して特に印象的なのはやっぱり「テキーラ」かな!赤のストライプスーツ、かっこよかったぁ…。

最後銀橋の下手端で「Te Quiero(愛してるよ)!」と上手方向に投げKissキメて終わるんですけど、私が見た時ちょうどKissが飛んでくる方向でしかもたまたま周りが校外学習の男子高校生達だったんです(笑)男子達みんな「うぉぉ〜…」と感嘆しておりました😂😂😂

 

珠城さんは2番手と呼べる期間がとても短いスターさんでした。

なので、珠城さんを軸にしたショー場面って主演公演以外ではほとんど無いんですよね。

当時の私は珠城さんのショースターとしてのポテンシャルがよく分からないまま見たのですが、なんのなんの!

珠城さんが真ん中にいるとこんなに「しっくり来る」んだと、これは嬉しい発見でした。

テキーラの場面、みんなが珠城さんの元に集まる箇所があるんですけど、その時のみんなの顔がすっごい楽しそうだったんですよね。ウォーーー!と掛け声をしながらみんなが珠城さんに心からの笑顔を向けていて、あ、この組はいい組になるぞ。と確信したのをよく覚えています。

 

 

後半の『飛翔』もよかった。

「一人では立ち向かえないような荒波も

仲間と共になら乗り越えられる。」

シンプルなメッセージを朗らかに歌い上げる、感動的な場面でした。こういうのを真正面からバンッと打ち出せるのは、やはり珠城さんの人間性だよなぁって思います。

誠実な内面が伝わってくるから、こちらもどんなことも素直な心で受け止めたくなるんですよね。こういうところが珠城さんに落ちた人達が口を揃えて言う「珠城さんと結婚したい」に繋がるのかな(笑)


フィナーレも素敵でしたねぇ。

今回の退団公演同様の飾りのない黒燕尾に、演出家の先生の愛を感じました。

「ありのままのお前でいけばいいんだ」

そんな声が聞こえるようで。

 

娘役さん達が羽扇で作った真っ白な翼をつけて大階段に背中をこちらに向けてポーズする珠城さん。退団公演の大階段も背中から始まりますね。そういえばBADDYも!

珠城さんの背中にはドラマが詰まっているので(笑)立ってるだけで成立しちゃうんですよね。そりゃあ先生達も珠城さん背中、見せたくなるよ。私も見たいもん。

 

有名なモン・パリの主題歌を、壮大な交響曲のようにアレンジした音楽。群舞の真ん中にいる珠城さん…眩しかった…!

シンプルな黒燕尾が珠城さんの存在の大きさをより際立たせ、真ん中に相応しい堂々たる美しさでした。

汗の滴るオールバックを大きな手でざっと撫でつける仕草、かっこよかったな。

 

 

 

主題歌といえば、カルーセル輪舞曲の主題歌も大好きです!どことなく郷愁があって、旅の始まりを言祝ぐワクワク感もあって、今もしょっちゅう聴いてます💕

 

 

 

「どこへ辿り着く?分からないけれど

旅のはじまりに 胸は震える」…

 


今まさに旅の終着にいると思うと不思議な気持ちです。そりゃあ波乱もあったけど😭(なんなら今も最後にして最大の試練だけど😭😭)珠城さんの5年間の旅、途中からではありますが、共に過ごせて幸せだったなぁ〜!!!

 

 

《次回》ひたすら楽しいあの冒険活劇について