『クルンテープ〜天使の都』のこと
珠ロスの皆さま、いかがお過ごしですか?
秋風が身に染みる頃ですが熱い熱いあの公演を振り返ってみましょう!
↓↓↓↓↓↓
2019年『クルンテープ〜天使の都』
(併演『夢現無双』)
作・演出 藤井大介
【クルンテープはタイの首都バンコクの通称。敬虔な仏教国として知られ、近年では若者文化の発展も著しい魅力的な国・タイをテーマに繰り広げられるアジアの熱気溢れる絢爛豪華なショー】
贔屓がトップスターになったらいつかは大介先生のショーが見たい。多くの人がそう願うのではないでしょうか?かく言う私もその一人でした。男役の女装アリ派だからかもしれませんが(笑)
アサコさんの『Apasionado』ゆうひさんの『NICE GUY』まゆさんの『CONGA』まぁ様の『HOT EYES』…枚挙にいとまがないくらい、大介は(また呼び捨て笑)(親近感です)生徒の魅力を板の上に乗せるのがほんっとに上手い!!
『鬼に金棒』って諺があるけど、大介はどの鬼にどんな金棒持たせたら一番強いか知ってるんですよ。真風涼帆にウィスキーグラス持たせたらそりゃ誰も勝てねぇわ。
この辺のセンス、私は大介天才だと思ってます。呼び捨てだけど。
さてさてそんな大介が珠城りょうに当てたのが、まさかのタイ。
…タイ????タイってあのタイ????天使の都…????……はァ…(?????)
いや、好きですよタイ。行ったことないけどいい国っぽいし。でもなんでタイ??
発表された時は頭の上にハテナマークが果てしなく湧きましたが、次第に「ムエタイ」だの「ポールダンス」だの「エメラルドの大仏」だの、ショーの構成に関するワードが耳に届き始めたらもうあなた!!これは絶対やばいやつに違ぇねぇ!!!と己の直感と大介を信じてチケットを増やしました。
ではかいつまんで語っていきましょう!まだ入口だったよ!!
《プロローグ》
トップスターをいかに登場させるかが大介ショーの肝。
幕開きから3場面も勿体つけてゴァァ〜ンと銅鑼の音と共に大階段に降臨するトップスター、完全にタイ奥地の寺院に鎮座する秘仏の扱いで初っ端からいきなりひれ伏す。
怒濤の歌い継ぎはオリエンタル調の主題歌が楽しくてもう手拍子が走る走る(笑)ところで暁千星さんに「あなたがいないと眠りにつけない」ってキラーフレーズつけるのさすが大介ですよね。マジ信頼できる。
プロローグの後の王様とお妃様の結婚式っていう設定もさすが。神か。
この場面、本舞台にいる下級生ちゃん達が銀橋で行われてる婚礼の儀式をニッコニコ見てるのがいいですよね。下級生達のファンも出番的に嬉しいし、この王様の治める国はさぞ平和で住みやすい国だろうなと思うわけですよ。私も珠城りょうの治める国に住みたいもん。五穀豊穣、子孫繁栄。
ムエタイ場面と風間さんの花売りも大好き!語りたいけどこのブログは珠城さんフォーカスなのでまたの機会に💦
珠城さんを語る上で切っても切り離せない人、美弥るりかさん。
何でしょうね、もうこの二人は二人で一つなんですよ。
足りない所を補い合うだけじゃなくて、お互いの存在がよりお互いを引き立たせ、隣に立つことで自分自身をも輝かせられる。そういう意味でこの二人は完全体でした。
だいきほの歌なんかにも同じこと感じます、私は。一人でも100%素晴らしくて揃うと完全体になるイメージ。
《蓮ブーア》珠城さんと美弥さん、お二人はいつ見ても綺麗にシンクロしていました。
美弥さんが幸せそうな日は珠城さんも満ち足りた微笑みを浮かべ、美弥さんが命を燃やしている日は珠城さんも情熱的な眼差しで。呼吸や空気を感じ合いながら踊っているのがよく分かり、あれだけ体格の違う二人なのに脚の上がる角度も体のしなり具合もピタッと揃ってて、それも凄かった!
官能的で美しい、るりたまの最後に相応しい素晴らしい場面でした。
るりたまの熱に浮かされてホワホワしてる我々を正気に戻すさくらちゃんの「ハッ!」。ここも好き〜!千海華蘭さんの前髪〜!!アイドルさくちゃん可愛いかったなぁ〜。
中詰めは「王様と私」よりShall we dance。サンバロット様の魅惑のヒップと太ももで揺れるシャラシャラについ目線が。サンバロット様(パイナップル)のはちきれんばかりのジューシーさ、たまらんですね♡
歌い継ぎもまた楽しく、欲を言えばるりさんの場面をもっと長く見たかったかな。
トップスターには赤が似合う。
真っ赤な衣装を着るトップスターは理屈なしでカッコイイ。
珠城さんが今回お召になるのはパッと鮮やかな、それこそ東南アジアの照りつける太陽を思わせる赤。中詰めお着替えの赤も、続くラーチャブルックの赤も印象的でした。
ラーチャブルック〜ライキンドクーン〜転生の流れ、最高ですよね。ちょっと長くなったのでここで区切ります(笑)。
ラーチャブルックからは後編へ続く…